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2022.06.01
平成29年分の路線価が公表されました!
スタッフの野澤です。
今月3日、国税庁より平成29年分の路線価が公表されました。
路線価が日本一となった中央区銀座の鳩居堂前は、1㎡あたりの価格が4,032万円で、
過去最高だったバブル直後(1992年)の3,650万円を上回ったそうです。
そもそも路線価とは・・・
国税庁が毎年7月に公表しており、相続税や贈与税の計算基準となります。
観測時点は1月1日時点で、全国約32万5千地点の標準宅地を基準としております。
1㎡あたりの価格なので、それに土地面積を掛ければ、おおまかな相続税評価額がわかります。
不動産価格が高止まりしていることや最近の景気動向からも、そろそろ頭打ちの感がありましたが、
全国平均では前年を0.4%上回り、2年連続で上昇しました。
低金利で住宅需要が底堅いうえに、都市部での再開発や不動産投資、訪日客増加が価格上昇の要因だと考えれらています。
都道府県別では、東京、愛知、大阪など、投資需要は都市部だけでなく地方都市にも波及し、
北海道、宮城、広島、福岡など13都道府県で上昇しています。
上げ幅は、仙台市の地下鉄が開業した宮城が3.7%でトップ。次いで、五輪に向けた再開発が行われている東京と
人口増が影響したと思われる沖縄が3.2%でした。
ちなみに東京以外の首都圏では、千葉県0.5%、神奈川県0.4%、埼玉県0.3%のいずれも4年連続で上昇していますが、
東京都心部の地価上昇には一服感があり、今後価格は緩やかに下落傾向となるとの見方もあるそうです。
東京五輪までにどのような動きをするのか、今後の動向に注目ですね。
路線価の検索は国税庁HPで検索可能です。
皆さんも一度ご自宅の路線価がどのくらいか調べてみてはいかがでしょうか。
http://www.rosenka.nta.go.jp/
前年以前の分を検索する場合はURLのh29という部分をh28やh27に変えるだけで
該当ページの28年分又は27年分の路線価を検索することが可能です。
いちいち戻って該当路線価図のページ番号を探す必要がないので便利です!