• 2017.09.08

働き方改革の本質とは??

 

こんにちは。福島会計の田上です。

 

いきなり私の個人的なことで大変恐れ入りますが、
この度、妊娠し、しばらくお休みを頂くことになりました。

 

直接ご報告できていない方々には大変申し訳ございません。
この場を借りてお詫び申し上げます。

 

予定日は10月の頭なのですが、今週には臨月に入り、
既に産休に入らせていただいていております。

 

さて、今回の出産を機に、というわけではないのですが、
巷で騒がれている「働き方改革」「働きやすい職場」とは一体どういうことなのか、
私になりにずっと考えてきたことを出産前最後のブログとして書いておきたいと思います。

 

というのも、弊社では子育て真っ最中のメンバーが多く、
男性も女性もみんな仕事と家庭(人によっては勉強も!)を両立しようと頑張っている人たちばかりで、
それは私にとって誇りでもあり、今回自分もそのような立場になって「立場になると」とても心強い存在です。
やはりお父さん、お母さんが胸を張って働きやすい職場環境を作るということは、
私の、そして事務所の使命のうちの一つだなあと思い、今まで色々と施策に取り組んできました。

 

以前のブログでも紹介しましたが、サイボウズの青野社長の講演を聞いたときに、とても心に残った言葉がありました。

働きやすい職場環境を作るには、

①ルール
②ツール
③組織文化

これら3つを同時に作っていかなければ、
本当の意味での働き改革はできない。

 

私は前職では5000人を超える大きな企業で働いていましたが、
組織の大小を問わず、まさに本質を突いた言葉だなあと思いました。

 

よく大企業でありがちなのが、ルールは整備されているけど誰も利用していなくて形骸化しているパターン。
利用したくでも周りの目が気になって利用できない、というのは、
まさに上記の③が欠けているためです。

 

福島会計では、①ルールと②ツールの整備を推し進めてきていますが、
もともと③組織文化がしっかり醸成されているということが、
非常に大きな強みだと思っています。

 

③組織風土の醸成は一朝一夕にできるものではありません。
私はこの福島会計の強みを活かし、またこれから私が個人的に経験するであろう数々のことを活かし、
これからも働き方の多様性を担保できる職場を作っていきたいと思っています。

 

最近、少し懸念していることがあります。
私は本当の意味での働き方改革は、10人いたら10人、様々な状況の中で働く「ことを通して」自己実現、そして社会への貢献を達成できるようにするために、色々な働き方の形を尊重しあうことだと思っています。
しかしながら、世の中は労基法や労基署の監督がどんどん厳しくなり、
「働きたくても働けない時代」がやってくる流れになっている、ということです。

 

もちろんワークライフバランスは大切。労働者の権利を守ることも大切。
昨今の社会問題などを鑑みると仕方のないことなのかもしれませんが、
あまりにも、最近の流れはできる限り皆が働かない方向へ向かう比重が大きすぎる気がしていて、
本来の「労働者の権利」ってなんだっけ?ということが疎かになってしまわないか、☜「しまうようで」心配です。

 

働きたくても色々な事情で限られた時間しか働けない人もいる。
プロフェッショナルとしての使命を果たすために一生懸命働く人もいる。
家庭や自分の時間を大切にしたいから、仕事との線引きをしっかり引いて、仕事以外の時間も大切にしたい人もいる。
そういったそれぞれ十人十色の事情を受け入れながら成長していける社会であること、
働き方の多様性を認め合えることこそが、
本来の意味での「働き方改革」であり、
労働者の権利を守るということになるのではないかなぁと考えています。

とはいえ私も色々と進めていく中で、現実では色々な壁にぶちあたり、
理想に近づくことはとても難しいと感じているところではありますが…

 

社会の課題も山積みですが、もちろん福島会計も完璧「という」にはまだまだほど遠いです。
そんな中での産休で、非常に心苦しい部分はありますが、
きっとこれから私の身に起こるであろう経験はこれからの私のキャリアにとっても大切なものになる、
そう信じて、元気な赤ちゃんを出産してまた現場に戻ってきたいと思っています。

 

各所にはご迷惑をおかけしますが、
これからも温かい目で福島会計を見守っていただけると大変ありがたいです。

それではまたパワーアップして戻ってきます。
またすぐお会いできることを祈って!

 

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