• 2019.07.10

地方税共通納税システムとは?

源泉所得税の納期の特例の納付期限が本日7月10日(水)までとなっております。
対象のみなさまは納付はお済みでしょうか?

今回も、弊社のブログでたびたびお伝えしてきた、税金の支払方法について書こうと思います。
同じ納税でも、今回は地方税のお話になります。

2019年10月より、「地方税共通納税システム」がスタートするようです。

地方税については、以前から電子納税の仕組みはありましたが、一部の地方公共団体への支払いに限られている、納付先ごとに手続きが必要といったデメリットがありました。

それが、今回のシステム導入により、国税のように「インターネットバンキング」や「ダイレクト納付」などの方法で、全ての都道府県、市区町村へ一括して納税することが可能となり、また、それぞれの地方公共団体が指定する金融機関以外からも納付が可能となります。

「インターネットバンキング」による納付とは、電子申告をした後にインターネットバンキングで納付用の情報を入力することで納税手続きを行うもので、「ダイレクト納付」は同じく電子申告をした後、ほぼワンクリックであらかじめ申請した口座からの支払が行えるというものです。

現時点で決まっている納税可能な税金は、「法人都道府県民税」「法人事業税」「地方法人特別税」「法人市町村民税」「事業所税」「個人住民税(特別徴収分、退職所得分)」です。

お客様から電子納税をしたい、とご相談を受けることがあるのですが、「結局、地方税の納税のために銀行に行かなきゃならないなら…」と、地方税がネックとなり納付書での納付を選択されることも。
今回の地方税共通納税システムで、その課題は解決でき、特に住民税については、毎月銀行に行く手間がなくなりそうですね!

利用できる金融機関に制限があったり、手続きに時間がかかる部分もあるので、利用をご希望の方は一度事前にel-taxのHPをご確認ください。

Facebook 税理士法人福島会計をフォローする

トップへ