• 2017.04.05

福島会計の経営計画とは

 

所長の福島です。

 

桜もやっと満開になりました。

 

この4月から新しいスタートをきった方も多いかと思います。

 

弊社でも今年になってから仲間が5人増え、その一方で巣立っていくメンバーもいます。

 

 

以前、弊社の経営計画についてこのブログでも書きましたが、経営計画を自分の事務所で作成しようと思い立ったのは、メンバーの数が10名を超えてきた頃のことでした。

 

どの会社でもそうだと思いますが、創業者は独立して事業を興そうというからには、事業に対する思いは強いものがありますので、創業期からしばらくの間はそれだけである程度は突っ走れると思います。

 

ところがある時から一人の限界を知り、自分と思いを共有してくれる仲間を作りたいと思い、自社の商品やサービスでもっとお客様に喜んでいただきたい、そして業績も上げていかなければ、と考えます。

 

従業員が10名以下であれば、社長の想いや価値観は普段から発信しているので、特にカタチにしてなくてもよいかもしれません。

 

でも10名を過ぎれば組織になっていかなければ、それ以上の成長は見込めないのではないでしょうか?

 

その成長とは、自分も仲間も会社も全部が一体となって成長していくことです。

 

そのカタチが「経営理念」や「経営方針」、「経営計画」なのだと考えました。

 

その際に参考にしたのは、有名な経営学者のP.F.ドラッカーが経営者のために考えた「5つの質問」です。

 

Q1:我々のミッションは何か

Q2:我々の顧客は誰か?

Q3:顧客にとっての価値は何か?

Q4:我々にとっての成果は何か?

Q5:我々の計画は何か?

 

「経営理念」や「経営方針」というと大げさに思えるかもしれませんが、上記の質問を徹底的に考え抜くと、「自分の事業は何業か」が明確になってきます。

 

そして会社の価値観や会社の在り方が何なのかも分かってきます。

 

それを言葉にすることが大事です。

 

答えがはっきりすれば、全社員と「経営理念」を共有することが可能になります。

 

会社が向かうべき方向(ビジョン)がはっきりしたら、そのビジョンを達成するためにはどうしていくのかをまとめたのが「経営方針」です。

 

これも言葉にすることで、経営者も会社もブレることがなくなります。

 

弊社の経営計画書は会計事務所ですから当然のことながら、中期と単年度の数値計画も作成していますが、「経営基本方針」の部分がほとんどを占めます。

 

何かをする場合の判断基準と言っても良いと思います。

 

早朝勉強会でその理解を深めてもらい、全体会議で行動計画がきちんと遂行されているかを管理し、目標達成を目指しています。

 

急成長を目指してはいませんが、堅実に成長していくことでより多くの中小企業の力になれればと思っていますし、今のところそのように進んでいるのではないかと思っています。

 

目標達成のもう一つの柱が目標管理制度の導入になりますが、それはまたの機会にお伝え出来ればと思っています。

 

皆様の会社も、上記のドラッカーの経営者のための5つの質問についてぜひ考えてみてください。

 

そして自社の経営計画を策定してみて下さい。

 

それによって事業成長の礎を築いて欲しいと思います。

 

福島会計では、通常の顧問業務のほかに、こういった経営計画の策定から運用までのお手伝いもしています。

 

ご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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