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2022.06.01
平昌オリンピックを見て考えたこと
税理士の福島です。
平昌オリンピックが閉幕して既に1週間以上が経ちましたが、皆様もご覧になっていたと思います。
私は今が確定申告の時期の繁忙期真っ最中なので、オリンピックの競技をずっと見ていられる時期ではないのですが、気になってしまって仕事が手につきませんでした。
今回は今までの冬季オリンピックで過去最高のメダル数を獲得し、選手達からはたくさんの感動と勇気をもらいました。
メダルを取った選手だけではなく、どの選手もこのオリンピックに合わせて、どれだけの努力をしてきたのか、怪我に苦しんだり、記録が出ずに悩んだり、本当に頑張ってきたんだと思います。
個人的には、フィギュアスケートの羽生選手、スピードスケートの女子パシュート、スノーボードの平野選手とホワイト選手との闘いが印象に強く残っています。
羽生選手はその精神力の強さに本当に感心しました。
ほぼぶっつけ本番の状態で最高のレベルの演技をしてみせるのは、もちろんリハビリを含め、どれだけ練習できたかの自信があるからこそだと思いますが、流石でした。
「オリンピックで絶対2連覇する」という強い気持ちと、目標を高く設定していたからこそ成し遂げられたんだと思います。
女子パシュートは、決勝の相手であるオランダは3人全員がメダリストという手強い相手でしたが、日本はチーム力で勝ちました。
もちろん筋力トレーニング等で個の力の強化とともに、チーム戦なので綿密な工夫や作戦を立てて、それをやりきるチームワークの強化を図ったということでした。
これはリオオリンピックの陸上400mリレーの銀メダル獲得にも通じるところがあると思います。
また、スノーボードハーフパイプ決勝の平野選手とホワイト選手の戦いも見どころがありました。
この2人もオリンピックの前に大けがをして、そこから復活してきました。
私も前十字靭帯を切っているので良くわかるのですが、リハビリから実践に戻った時にはとても恐怖を感じます。
あんなに高いジャンプをするのは本当に恐怖との闘いだと思いますが、2人とも見事に復活し、最高難度の技を決めてみせました。
ホワイト選手は最初から平野選手をライバルと見ていたので、決勝で最後に滑走できるためには予選でトップを取らなければなりませんでした。
そして決勝は最終滑走になり、平野選手の滑走を見てから自分の滑りを決定することができたので、自分自身初めての連続技を決めて、金メダルを取りました。
平野選手は多分自分は勝てたと思っていたのでしょうけれども、ホワイト選手はこのオリンピックという最高の舞台でやったことのない連続技を決めてくるのですから、脱帽するしかありませんでした。
予選から綿密な作戦を立てていたホワイト選手に一日の長があったということだと思います。
でも、2人の戦いはまだこれからも続いてくのだと思います。
東京オリンピックの新しい種目のスケートボードに出るかもしれないとのことです。
楽しみですね。
さてオリンピックを見て、色々学んだことを書いてみたいと思います。
私たちの事務所は去年から「製販分離」に取り組んでいます。
「製販分離」とは生産性向上のためと、お客様に高品質で高付加価値のサービスを提供するための取り組みです。
会計事務所というのは知的サービス業と思われていますが、実は労働集約型の知的製造業というのが実態です。
AIに取って代わられる仕事の筆頭にも挙げられますが、私たちのビジネスモデルも変わっていかなければならないのです。
今まではお客様に担当がついて、記帳入力から決算書、申告書作成までを一人でしていたのですが、それを「個」から「チーム」でお客様を担当して顧客満足度を高め、更にITで業務を効率化できる組織を目指しています。
そのためには、まずは入力担当のアシスタントさんも含め、個の実力を高めなければなりません。
オリンピック選手と同じように、普段から高度な訓練をし、専門性を磨いておく必要があります。
そして、「個」ではできないことも、「チーム」で対応すれば高度なレベルの仕事もこなすことが可能になります。
チームで力を発揮できるようになるためには、適材適所で、それぞれの力が発揮できるような組織であることが前提です。
そうしてお客様との信頼関係を深め、なんでも相談できる経営者のパートナーになれるよう、高い目標を掲げて日々努力していくことが大事なんだと、オリンピックを見ながら考えさせられました。
税務、会計を基本にしながら、お客様の財務状況や、経営状態、もっと言えば経営者の個人的問題をも一番わかっているからこそできるアドバイスでご支援させていただけるように、今後とも事務所全体で研鑽してまいります。
コンサルティングに強い福島会計に何でもご相談していただければ幸いです。