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  • 2013.07.03

【2013年の路線価が発表されました】

先日7月1日、今年も2013年1月1日時点での路線価が国税庁から発表されました。

「路線価」という言葉は毎年ニュースにもなったりしてよく聞く言葉ですが、
そもそも何でしょうか?

「路線価」とは主要な道路に面した土地の1平方メートルあたりの標準価格のことで、
相続税や贈与税の算定基礎となる重要な数値です。
例えば、2013年に相続で取得した土地は、今回発表された路線価を基準に評価され、相続税が決まることになります。

このほか、路線価は景況感を表す指標としても、毎回注目を集めます。

今年の路線価は、全国平均が前年比1.8%のマイナスとなり5年連続の下落となりましたが、
下げ幅は縮小、特に都市部での下げ幅は前年比1%を下回っているため、
アベノミクス効果で地価の下落も遂に底打ちか?
今後は地価の上昇に転換するのではないか?
などともささやかれています。

全国で最も路線価が高かったのは、今年も銀座「鳩居堂」前で1平方メートルあたり2152万円。28年連続での一位となっています。

その他、前年比の上昇が目立ったのは横浜市、名古屋市、大阪市などの大都市部で、
逆に下落率が約10%の松江市、約9%の山口市と高松市など、地方都市は低迷が目立ちました。

そんな中、前年比で上げ幅が最も大きかったのは、石川県金沢市の6.3%。
金沢市だけでなく、北陸3県での路線価は軒並み上昇が目立っており、
これは2014年の北陸新幹線の開通に対する期待感の高さが反映されているようです。

観光名所として知られる金沢ですが、
金沢駅周辺では北陸新幹線の開業をにらんだオフィスの新規開設や転入が目立ち、
集客効果をねらった商業店舗の開設も増えているそうで、
これからますます活況していくことが予想されます。

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